2010年11月29日月曜日

美しいもの




昨日は眠れなくて

明け方写真を撮っていた

毎年 母が実家の庭に咲いている菊を

切り花にしてくれるのだけど

その菊がもうそろそろ終りの時


かなり枯れているんだけど

明け方の光に照らされて

私には美しく感じる

綺麗に咲いているときは

こころを穏やかに

癒しをあたえてくれるけど

こうやって枯れていく瞬間と言うのは

いろんなことを考えさせてくれる

だから枯れていく花を捨てられないでいる

ずっと枯れないでいてくれたら

それはそれで素晴らしい

でも命あるものだから枯れていくのは

当然なんだと

花を飾るたびにおもうこと

人間が枯れると言う表現はよくないけれど

いつまでも肌だって張りがあるわけではなく

しわしわになっていく

それは色んな経験をつんで

つくりだされたしわでもある

枯れる花をみると

そんな感じにおもえて

しかたなくて

わたしにいろんな感情を与えてくれる花を

捨てようとは思えないのです

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